北京大学外国語学院日本言語文化学部は、北京大学創立120周年を記念して2018年6月2-3日に「日本と世界―文明の伝播、交流と発展」と題する国際学術シンポジウムを開催致します。

　人類社会の長きにわたる歴史の中で、様々な文明が誕生しました。諸文明の間には、競争や衝突、対立もあれば、共生、交流、融合もあり、そうした歴史を繰り返しながら発展してきました。各文明の固有の伝統を守る一方、新たな文明を築いていかなければなりませんが、どのように築いていくのか、それが人類の未来と運命を大きく左右します。「少異を残して大同につく」（求同存異）、「同を結集して異を解消する」（聚同化異）ことで、文明間の対話を促進し、異なる文明同士の調和のとれた共存、相互の繁栄を実現することが重要だと考えます。

　このシンポジウムは「日本と世界―文明の伝播、交流と発展」をテーマに、国内外から著名な研究者、文化人、社会活動家をお招きし、日本・日本学に軸足をおきながらも広く世界に目をむけ、「日本と世界」という独自の視点から日本と世界の様々な文明との関わりや相互影響に焦点をあて、文明の多様性、異なる文明の共生と発展を考えていくものです。新しい時代に、いかに人類の運命共同体を構築し、より良い未来を拓いていくのか、そのための道筋を参加者全員で共に描いていこうではありませんか。

本シンポジウムのテーマは以下の通りです。

（１）言語分科会

　「日本語と世界諸言語」

　「世界における日本語教育」

（２）文学分科会

　　　　「日本文学に与えた世界文学の影響」

　　　　「世界文学に見られる日本文学の影響」

（３）文化分科会

　「世界諸文明が日本文化に与えた影響」

　「世界における日本文化の影響」

　本シンポジウムの参加費は無料です。宿泊場所はこちらで手配させていただきますが、交通費はご自身での負担となりますので、ご了承ください。参加ご希望の方は、【参加申し込みフォーム】と【論文要旨】を2018年4月1日（日）までに、メールにてhankinpan@263.netまでお送りください。

　連絡係：杜暁梅　86（10）62753141

     北京大学外国語学院日本言語文化学部

         2018年3月1日